「WEB集客とは何か」「WEBサイトへの集客方法にはどのような種類があるのか」「ネットから集客するにはどうすればよいのか」
など、疑問に感じているのではないでしょうか?

本記事では、WEB集客方法の種類と自サイトへ効果的に集客するための戦略・コツについて解説します。

WEB集客とは

WEB集客とは、インターネット上に存在するWEBコンテンツを利用・閲覧したユーザーを、自社が運営するWEBサイトへ集客する方法です。

見込み顧客の獲得や自社商品・サービスの購入・認知度向上など、企業が設定したコンバージョンの獲得を目的として実施されます。

WEB集客にはSEO対策やSNSアカウント運用、WEB広告、プレスリリースなどさまざまな手法があり、獲得したいコンバージョンに応じて適切な手法を選択できる点がWEB集客のメリットです。

また、新聞・雑誌広告やTVCMなどのオフライン集客に比べるとターゲットを絞って集客しやすい、比較的安価で集客できる、実施後の効果検証・改善がしやすいといったメリットもあります。

一方、効果が出るまでに時間がかかる、実施するためにはある程度の専門知識やノウハウが必要といった点がデメリットです。

WEB集客方法の種類

WEB集客方法の種類は以下の通りです。

  • SEO対策
  • MEO対策
  • リスティング広告運用
  • ディスプレイ広告
  • 自社SNSアカウント運用
  • SNS広告
  • プレスリリース

それぞれの集客方法とメリット・デメリットを解説します。

SEO対策

SEO対策とは、検索結果の上位に自サイトのページを表示させることで、検索ユーザーを集客する方法です。

具体的な施策には、内部対策・外部対策・コンテンツSEOの3つがあります。

自社のビジネスや集客ターゲット、集客目的に関わらず、さまざまな企業の集客に対応できます。

メリット

潜在顧客・顕在顧客の両方にアプローチできる

長期的な効果が見込める

作成したコンテンツを他の集客でも活用できる

デメリット

効果が出るまでに時間がかかる

確実に効果が出るとは限らない

継続した対策が必要

MEO対策

MEO対策とは、Googleビジネスプロフィールに店舗情報を登録することで検索結果に表示されるGoogleマップに店舗情報を表示させ、検索ユーザーを集客する方法です。

ローカルビジネスを行っている企業や自社が運営する店舗への集客を検討している企業におすすめの集客方法となっています。

メリット

他の集客方法に比べると低コストで集客できる

購買意欲の高いユーザーだけを集客できる

デメリット

認知度向上やブランディングには向いていない

活用できるビジネスが限定される

リスティング広告

リスティング広告とは、検索結果の上部あるいは下部にテキスト広告を配信し、検索ユーザーを集客する方法です。

検索ユーザーが使用したキーワードに連動して表示される広告が変わる仕組みなので、購買意欲の高いユーザーだけを集客できます。

メリット

購買意欲の高いユーザーだけを集客できる

他のWEB広告と比べると少額からでも広告を出稿できる

短期間で集客できる

デメリット

広告を出稿している期間しか集客できない

認知度向上やブランディングには向いていない

集客数に上限がある

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告枠に広告を配信することで、WEBサイトを利用したユーザーを集客する方法です。テキストだけでなく画像や動画の広告を出稿できます。

リスティング広告と同様に検索連動型の広告ですが、顕在顧客よりも潜在顧客の集客に適しています。

メリット

幅広い属性のユーザーを集客できる

ユーザーの目に止まりやすい

リターゲティングできる

リスティング広告よりCPCが低い

デメリット

顕在顧客へのアプローチには適していない

CTR・CVRが低い

広告を出稿している期間しか集客できない

自社SNSアカウント運用

自社でX(旧Twitter)やInstagram、Facebook、LINEなどのアカウントを運用し、SNSを利用するユーザーを集客する方法です。

それぞれのSNSごとに利用するユーザーの特徴や属性が異なるため、どのSNSを運用するかが重要になります。

顕在顧客よりも潜在顧客を集客したい場合、認知度向上・ブランディングを期待する場合におすすめです。

メリット

ユーザーと直接コミュニケーションが取れる

低コストで集客できる

ターゲットに合わせて集客するSNSを選択できる

デメリット

効果が出るまでに時間がかかる

BtoBビジネスの集客には向いていない

炎上・誹謗中傷リスクがある

継続して運用する必要がある

SNS広告

X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、LINEに広告を出稿することで、SNSを利用するユーザーを集客する方法です。

広告出稿費用がかかりますが、自社でSNSアカウントを運用するより手間や時間をかけずに集客できます。

メリット

短期間で集客効果が期待できる

細かいターゲット設定ができる

拡散されやすい

デメリット

顕在顧客へのアプローチには適していない

BtoBビジネスの集客には向いていない

広告を出稿している期間しか集客できない

プレスリリース

プレスリリースとは、企業や組織がメディアや報道機関に対して提供する公式の文書です。

プレスリリースがさまざまなメディアに取り上げられることで、メディアを閲覧したユーザーを集客できます。

プレスリリースをメディアに掲載してもらうためにお金を払うわけではないので、プレスリリースを作成する費用以外のコストは発生しません。

メリット

費用対効果が高い

BtoBビジネスの集客に適している

自社ブランディングにも繋がる

SEO対策としても活用できる

デメリット

認知度向上には適していない

メディアに掲載してもらえるとは限らない

掲載される内容をコントロールできない

WEB集客の戦略・コツ

WEBから自サイトへ効果的に集客するための戦略・コツは以下の通りです。

  • 自社の業種・業態から集客方法を検討する
  • 集客に対してどのくらいの予算をかけられるのかを意識する
  • どの流入経路から集客するかを検討する

自社の業種・業態から集客方法を検討する

前述したようにWEB集客にはさまざまな手法がありますが、自社の業種・業態によっては効率良く集客できない手法もあります。

たとえば、飲食店や美容室など、特定の地域だけでビジネスを展開している場合、SEO対策やSNS広告で集客すると、自社が提供するサービスを利用できないユーザーも集客することになり、集客効率が悪いです。

また、BtoBビジネスのように一般消費者ではなく企業の経営者層をターゲットにしている場合、SNSから集客しても十分な効果は期待できません。

自社の業種・業態に合わせてWEB集客の手法を選択するようにしましょう。

集客に対してどのくらいの予算をかけられるのかを意識する

集客に対して多額の予算をかけられるのであれば、リスティング広告やSNS広告を出稿することで短期的かつ確実に集客できます。

一方、潤沢な予算を確保できない場合や低コストで集客したい場合、効果が出るまでに時間はかかるものの、SEO対策や自社SNSアカウント運用、プレスリリースの方がおすすめです。

それぞれの集客方法ではどのくらいの費用がかかるのかを確認して、集客方法を検討しましょう。

どの流入経路から集客するかを検討する

自サイトへ集客する場合、どのような流入経路から集客するかを検討する必要があります。

流入経路とは、ユーザーが自サイトへ流入する際に使用した経路です。

WEB集客の種類を流入経路で分類すると以下のようになります。

流入経路 集客方法
検索エンジン SEO対策

MEO対策

リスティング広告運用

SNS 自社SNSアカウント運用

SNS広告

外部サイト ディスプレイ広告

プレスリリース

たとえば、すでにリスティング広告を出稿しているなら、検索エンジンから集客するSEO対策を実施するより、自社SNSアカウント運用を運用してSNSから集客する方が集客できるユーザーの幅が広がります。

また、SEO対策を実施する過程で作成したコンテンツは、自社SNSアカウント運用でも活用できます。

特定の流入経路からの集客を伸ばそうとするより、他の流入経路からの集客も検討してみましょう。

まとめ

自社のWEBサイトへ集客する場合、自社のビジネスにマッチした集客方法を選択することが重要です。

目的に合った方法で集客しなければ、費用対効果が低下したり、期待したほどの効果が得られないかもしれません。

本記事で紹介したWEB集客の特徴やメリット・デメリットを確認し、自社の集客力を高めましょう。

この記事を書いた人
マーケコラム編集部
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