「YouTube広告はどのようなタイプの広告なのか」「どのような種類があるのか」「広告を出稿するとどのようなメリットが得られるのか」
など、疑問に感じているのではないでしょうか?

本記事では、YouTube広告の概要から広告の種類、出稿するメリット・デメリットについて、初めて広告を出稿する方にも分かりやすく解説します。

YouTube広告とは

画像引用:YouTube 広告

YouTube広告とは、動画配信プラットフォームのYouTubeで配信されている動画コンテンツの中やYouTubeのトップページ、検索結果ページなどに表示される動画広告です。
2022年におけるYouTubeのユーザー数は7,000 万人(18 歳以上の国内月間ユーザー数)を超えており、年齢や性別、職業を問わずさまざまな属性のユーザーから利用されています。

YouTube広告は動画形式なのでユーザーの目に止まりやすく、幅広い属性のユーザーから利用されているため、自社の商品・サービスの認知度向上に最適な広告と言えるでしょう。

YouTube広告を出稿するメリット

画像引用:YouTube 広告
YouTube広告を出稿するメリットは以下の通りです。

  • 幅広いユーザーに向けて広告を配信できる
  • ターゲットを限定して配信できる
  • 目的に応じて表示される場所や課金方式を選択できる
  • ユーザーの興味を引きやすい

幅広いユーザーに向けて広告を配信できる

YouTube広告を出稿するメリットは、幅広いユーザーに向けて広告を配信できることです。

YouTubeは性別や年齢を問わずさまざまなユーザーから利用されているプラットフォームなので、自社商品・サービスの認知度を向上させたい場合、自社のブランディングを検討している場合におすすめの広告と言えるでしょう。

ターゲットを限定して配信できる

YouTube広告を出稿するメリットは、ターゲットを限定して配信できることです。

YouTube広告では、以下のような項目を詳細に設定することで、ターゲットを絞って広告を配信できます。

  • 性別
  • 年齢
  • 地域
  • ユーザーの興味や関心

予算・目的に応じて広告のタイプを選択できる

YouTube広告を出稿するメリットは、予算・目的に応じて広告のタイプを選択できることです。

YouTube広告には、動画コンテンツ内に表示されるインストリーム広告・パンパー広告、動画コンテンツの外側に表示されるインフィード動画広告・マストヘッド広告・アウトストリーム広告などさまざまな種類があり、それぞれ再生時間や課金方式が異なります。

ユーザーの興味を引きやすい

YouTube広告は動画形式の広告なので、テキストや画像の広告と比べるとユーザーの興味を引きやすく、記憶にも残りやすいです。

YouTube広告を出稿するデメリット

画像引用:YouTube 広告

YouTube広告を出稿するデメリットは以下の通りです。

  • 広告が最後まで視聴されない可能性がある
  • 顕在顧客へのアプローチには向いていない

広告が最後まで視聴されない可能性がある

スキップ可能なインストリーム広告は動画が5秒再生されると広告をスキップできるため、広告が最後まで視聴されない可能性があります。

ほとんどのユーザーはスキップできる状態になった時点で広告をスキップするため、広告の冒頭5秒を特に意識して広告を作成することが重要です。

顕在顧客へのアプローチには向いていない

リスティング広告は検索ユーザーが入力したキーワードに連動して表示される広告が変化するため、購買意欲の高い顕在顧客にアプローチしやすく、コンバージョンを獲得できる可能性も高いです。

一方、YouTube広告はターゲット設定が可能ではあるものの、広告を視聴するユーザーの購買意欲が高いとは限りません。

YouTube動画を視聴するためにYouTubeを利用しているだけなので、広告に興味がないケースや広告が表示されることを不快だと感じるケースがほとんどです。

顕在顧客へのアプローチよりも、潜在顧客へのアプローチに最適な広告と言えるでしょう。

YouTube広告の種類

画像引用:YouTube 広告

YouTube広告は、大きく分けるとYouTube動画を視聴中のユーザーに向けた広告と、視聴前のユーザーに向けた広告に分類されます。

それぞれのYouTube広告の種類は以下の通りです。

動画視聴中のユーザーに向けた広告 動画視聴前のユーザーに向けた広告
  • スキップ可能なインストリーム広告
  • スキップ不可のインストリーム広告
  • パンパー広告
  • オーバーレイ広告
  • インフィード動画広告
  • マストヘッド広告
  • アウトストリーム広告

それぞれの特徴や違いをしっかりと理解して、目的に合った広告を配信しましょう。

参考:YouTubeヘルプ「動画広告フォーマットの概要

スキップ可能なインストリーム広告

スキップ可能なインストリーム広告は、YouTube動画の再生前後や視聴途中で配信される動画広告です。動画が5秒再生されると、広告をスキップできます。

ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したか、30 秒経つ前に動画を操作した場合に料金が発生します。

配信される場所 Youtube動画の再生前後または再生中
スキップ可否 可(5 秒間再生後)
課金方式 CPV
動画の長さの上限 長さの上限なし

 

スキップ不可のインストリーム広告

スキップができないインストリーム広告は、YouTube動画の再生前後や視聴途中で配信される動画広告です。動画が5秒再生されても、広告をスキップできません。

配信される場所 Youtube動画の再生前後または再生中
スキップ可否 不可
課金方式 CPM
動画の長さの上限 15~30 秒

 

パンパー広告

パンパー広告とは、YouTube動画の再生前後や視聴途中で配信される6秒以内の動画広告です。広告再生中にスキップすることは出来ません。

課金方式は、広告が1,000回表示されるたびに費用が発生するインプレッション課金となっています。

パンパー広告を利用する最大の利点は、費用対効果が高いことです。

Googleの調査によると、スキップができるインストリーム広告の広告視聴単価より最大40%も費用が削減できているそうです。

配信される場所 Youtube動画の再生前後または再生中

Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリ

スキップ可否 不可
課金方式 CPM
動画の長さの上限 6 秒以内

 

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、Youtube動画下部に、動画に重なるように表示されるバナー広告です。モバイル版Youtubeでは表示されません。

2023年4月6日に廃止されたので、現在は広告を配信できなくなっています。

配信される場所 Youtube動画下部
スキップ可否
課金方式 CPM
動画の長さの上限

 

インフィード動画広告

インフィード動画広告は、YouTubeの関連動画の横やYouTubeの検索結果、モバイル版のYouTubeのトップページに表示される動画広告です。

ユーザーが動画広告の再生ボタンをクリックしたタイミングで費用が発生します。

配信される場所 YouTubeの関連動画の横

YouTube検索結果

YouTubeモバイルのトップページ

スキップ可否 不可
課金方式 CPV
動画の長さの上限 長さの上限なし

 

マストヘッド広告

マストヘッド広告とは、YouTubeホームフィードの上部に表示される動画広告です。

最大30秒間、音声なしで自動再生されます。

YouTubeの中で最も目立つ配信枠ですので、新しい商品を盛大に宣伝活動をしたい場合うあ

イベントの当日に広範囲なユーザーにアピールしたい場合に使用されます。

配信される場所 YouTubeホームフィードの上部
スキップ可否 不可
課金方式 CPM
動画の長さの上限 最大30 秒間

 

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、モバイルアプリやGoogle 動画パートナー上のウェブサイトに表示される動画広告です。

配信される場所 モバイルアプリ

Google 動画パートナー上のウェブサイト

スキップ可否 不可
課金方式 vCPM
動画の長さの上限 長さの上限なし

 

まとめ

画像引用:YouTube 広告

 

YouTube広告にはインストリーム広告やパンパー広告、インフィード動画広告などさまざまな種類があり、それぞれ再生時間や課金方式が異なります。

広告が表示されるYouTubeは非常に利用者が多く、予算や目的に応じて配信する広告の種類を選択できるため、初めて広告を出稿する企業にとっても利用しやすくなっています。

幅広い属性のユーザーに対して広告を配信できるため、自社の商品・サービスの認知度を向上させたい企業はYouTube広告の出稿を検討してみましょう。

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マーケコラム編集部
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