「Facebook広告の審査はどのような基準で行われるのか」

「審査にはどのくらい時間がかかるのか」

「審査に落ちないようにするにはどうすれば良いのか」

など、疑問に感じているのではないでしょうか?

この記事では、Facebook広告の審査の概要から審査に落ちる主な要因、落ちた場合の対処法について解説します。

Facebook広告の審査とは

Facebook広告の審査とは、出稿する広告がMeta社の広告ポリシーに違反していないかを確認してもらうことです。

参考:Meta広告規定

Facebook広告を作成し入稿した後に審査が行われ、承認されれば広告が配信されます。

審査に落ちた場合には、広告は配信されません。

審査を通過し広告が配信された後でも、再審査される場合があります。

広告を目にする消費者が被害を受けたり、広告を出稿する企業・広告を管理するMeta社が法的なトラブルに巻き込まれたりしないようにするために、審査が行われます。

審査の対象となるのは以下の5つです。

  • 広告で使用されている画像・動画
  • 広告で使用されているテキスト
  • ターゲット設定
  • 広告の配置
  • 広告のランディングページ及びリンク先ページ

審査にかかる時間

ほとんどの場合、Facebook広告の審査は24時間以内に完了します。

ただし、24時間を超える場合もあります。

審査で広告が承認されれば広告が配信され、審査に落ちた場合には広告は配信されません。

特定の日から広告を配信したい場合には、広告のスケジュールを設定することで調整することも可能です。

通常の場合は審査で広告が承認された後から広告が配信されますが、日時を指定しておくことで、審査で広告が承認されても指定した日になるまで広告は配信されません。

 

審査状況を確認する方法

Facebook広告の審査状況は、Meta広告マネージャの「配信」列から確認できます。

広告のステータス 内容
審査中 広告の審査中です
却下済み 広告の審査に落ちています
処理中 広告の内容が変更された場合に表示されます
アクティブ 広告が配信されています

参考:Meta広告マネージャで、キャンペーン、広告セット、広告の配信ステータスを表示する

審査中と表示されている場合、審査を途中でキャンセルすることができます。

また、Facebook広告の審査に落ちた場合、「広告を修正するか、再審査をリクエストしてください」と書かれたメールが登録したメールアドレスに送信されます。

広告の配信が開始された後に再審査が行われる場合もある

Facebook広告の審査を通過して広告の配信が開始された後でも、再度審査される場合があります。

再審査されるケースは以下の通りです。

  • ユーザーが広告を非表示・ブロック・報告した
  • ユーザーが広告に対して否定的なフィードバックを行った

広告が再審査されて問題がなかった場合には、広告主には通知されずそのまま広告が配信されます。

再審査で広告ポリシーに違反していると判断された場合、広告の配信が停止されます。

参考:広告が承認された後に却下される場合があるのはなぜですか。

Facebook広告の審査に落ちる主な原因

Facebook広告の審査基準となっているのは、Meta社の広告ポリシーです。

Meta社の広告ポリシーに沿った広告でなければ、広告の配信は許可されません。

禁止されているコンテンツが含まれている

Meta社の広告ポリシーで禁止されているコンテンツは、Facebook広告で配信できません。

広告の画像やテキストに禁止されているコンテンツが含まれている場合、審査に落ちる可能性があります。

許容されないコンテンツ 違法な製品やサービス

誤った情報

反ワクチン運動

差別的な行為

扇動的なコンテンツ

軍国主義的な社会運動、暴力を誘発する陰謀ネットワーク

偽装コンテンツ 許容されないビジネス慣行

不正行為および詐欺行為

非現実的な結果

システムの回避

禁止されている金融商品や金融サービス

スパイウェア、マルウェア

存在しない機能

危険なコンテンツ 危険な物質

武器、爆弾、爆発物

タバコおよび関連製品

不適切なコンテンツ 成人向けコンテンツ

文法と不適切な表現

低品質または邪魔なコンテンツ

個人の特性

扇情的なコンテンツ

災害や賛否の分かれる出来事の商業的利用

個人の健康および容姿

人体の一部の販売

参考:広告規定の紹介

制限されているコンテンツが含まれている

Meta社の広告ポリシーで制限されているコンテンツは、Facebook広告で配信できません。

以下のようなコンテンツは、広告として配信できるものの、事前に書面による許可を得ている場合や18歳以上の人をターゲットに設定する必要があるなど、一定の制約があります。

コンテンツ特有の制限事項 アルコール

成人向けの商品やサービス

デート・出会い関連

美容処置とウェルネス

オンライン薬局

市販薬

処方薬

薬物およびアルコール依存症の治療

金融商品や金融サービス、保険商品や保険サービス

暗号通貨に関連する商品やサービス

オンラインギャンブルおよびオンラインゲーム

ソーシャルカジノゲーム

購読サービス

CBDおよび関連製品

知的財産権の侵害 サードパーティの権利侵害

ブランドの支持

広告におけるブランド利用

著作権および商標権

ユーザーインターフェイスのスクリーンショット

参考:広告規定の紹介

ランディングページが機能していない

Facebook広告の審査では、広告文や画像など広告の要素だけでなく、広告が利用された後に表示されるランディングページも対象となっています。

以下のようなランディングページは審査に落ちる可能性があります

  • 工事中のページやエラーページになっている
  • サイトのセキュリティに関する警告が表示される
  • ソフトやプログラムをダウンロードしないと表示できない
  • ページから離脱しようとするとポップアップが表示される
  • 別のページへ自動的にリダイレクトされる
  • 広告とランディングページの内容が一致していない
  • 「いいね!」や「シェア」などのFacebook上のアクションを要求している

参考:機能しないランディングページ

Facebookのブランドガイドラインに違反している

Facebook広告では、広告のリンク先を明確にする目的であれば広告文に「Facebook」という名称を使用することが許可されています。

ただし、以下のようなケースでは審査に落ちる可能性があります。

  • 「Facebook」の単語だけが目立つようにしている
  • Facebookのロゴを使用している
  • 「Facebook」の先頭の「F」が小文字の「f」になっている

参考:広告におけるブランド利用

Facebook広告の審査に落ちた場合の対処法

Facebook広告の審査に落ちたからといって、諦める必要はありません。

審査に落ちても再審査をリクエストすることができます。

ただし、広告を修正せずに何度も再審査をリクエストしたり、審査で却下された広告と同じ内容で新たに広告を出稿したりすると、ビジネスアカウントや広告アカウント、ページ、ユーザーアカウントが制限される場合があります。

参考:広告利用の制限について

審査に通らなかった原因を確認して修正する

前述したMeta社の広告ポリシーや審査に落ちる主な原因を参考に、広告のどこに問題があったのかを確認して広告を修正し、再入稿します。

再審査してもらう

再審査をリクエストする手順は以下の通りです。

  1. 広告マネージャにログインする
  2. 「アカウントのクオリティ」に移動する
  3. 「再審査が可能な広告」のタブをクリックする
  4. 再審査してもらいたい広告を選択する
  5. 「審査をリクエスト」をクリックする
  6. 「送信」をクリックする

再審査されて広告が承認されれば、広告が配信されます。

参考:広告が却下された場合の対応方法

まとめ

今回は、Facebook広告の審査の概要から審査に落ちる主な原因、落ちた場合の対処法について解説しました。

Facebook広告を配信するためには、審査を受けて承認される必要があります。

入稿したFacebook広告がMeta社の広告ポリシーに違反していると、審査に落ちてしまったり、広告の配信が停止されたりする恐れがあります。

ただし、審査に落ちても再度審査をリクエストすることは可能です。

Meta社の広告ポリシーやこの記事で紹介した審査に落ちる主な原因を参考に、Facebook広告の審査を通過できる広告を入稿しましょう。

この記事を書いた人
マーケコラム編集部
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