SNSを利用している人なら必ず目にするSNS広告。総務省のデータからSNS利用者は68.5%いることが分かっています。だからこそ、SNS広告は今の世の中の広告でなくてはならないものとなっています。
「でもSNS広告はどういうのものなの?」
「費用はどのくらいかかるの?」
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
この記事を読むと、SNS広告の基本的な知識や、費用、課金方式、SNS広告の費用対効果を高める方法が分かります。ぜひ参考にしてみてください。
目次
SNS広告の基本知識
SNS広告とはどういうものなのか、SNS広告の費用、リスティング広告との違いを解説します。
SNS広告とは
SNS広告とは、FacebookやInstagram、Twitter、LINEなどの広告枠に表示される広告です。
SNS広告はTVCMのように突然現れるわけではありません。あたかも第三者が投稿したかのような自然な広告なので、広告の嫌悪感がかなり抑えられます。
SNS広告の費用
SNS広告の費用は、TVCMや新聞広告のように一律でいくらと決まっているわけではありません。SNSにかかる広告の費用は課金制なので自分で設定できます。SNS広告費用の掲載費用相場は、月に30万円前後です。
SNS広告とリスティング広告の違い
SNS広告とリスティング広告の違いは、ターゲティングの違いです。
リスティング広告は、ユーザーが調べものをした時に表示される広告です。購入検討層に寄与するため、確度の高いユーザーにアプローチします。
一方でSNS広告はリスティング広告のように購入検討層だけでなく、潜在層にもアプローチができます。広告運用を効率的に使用したい場合はSNS広告が有効です。
SNS広告の種類を紹介
SNS広告はSNSに出稿される広告です。今回はFacebook、Instagram、Twitter、LINE、TikTok、5種類の広告を紹介します。
Facebook広告
Facebook広告はFacebookに出稿される広告で、主にFacebookのフィード面に表示されます。Facebookは世界中で利用するユーザーが多く、実名での登録が必要なので情報が多く、広告の正確な出稿が可能です。
また、2012年にInstagramも買収したことで、Facebookだけでなく、Instagramでも広告が出稿できるようになりました。
Instagram広告
Instagram広告は、Instagramに出稿される広告で、フィードやストーリーズ、リールなどに表示されます。
Instagram広告は、普段見ている投稿と投稿の間に自然な形で投稿されるため、違和感なく広告の閲覧が可能です。
Twitter広告(X)
Twitter広告は、Twitterに出稿される広告で、タイムラインや検索結果、おすすめユーザー欄に掲載できます。
Twitter広告は、Twitterのツイートと同じく、リツイートやいいねが可能です。Twitterは拡散性が高く、ユーザー間での二次拡散や三次拡散が行われ、一回の広告の出稿でより多くの人に広告を見てもらえる可能性があります。
LINE広告
LINE広告は、LINEに出稿される広告で、トークリストやLINENEWSなど、LINEを利用するサービスに広告が掲載されます。
LINEは年齢や性別を問わずユーザーの利用層の幅が広く、配信先も豊富です。また、目的に応じた広告配信機能も充実しています。
TikTok広告
TikTok広告は、TikTokに出稿される広告で、起動画面や視聴ページなどに出稿できます。
TikTokは18才以下をターゲットとして作られたアプリです。他のSNSと違い、若年層へのアプローチが効果的とされています。
6種類の課金方式と費用を解説
SNS広告は課金制で、クリック数や表示された回数のインプレッション数などによって変わります。
以下は使用媒体と課金方式です。
使用媒体 | 課金方式 |
Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告、LINE広告、TikTok広告 | クリック課金 |
Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告、LINE広告、TikTok広告 | インプレッション課金 |
Instagram広告、Twitter広告 | インストール課金 |
Twitter広告 | エンゲージメント課金 |
Instagram広告、Twitter広告、TikTok広告 | 動画再生時間課金 |
Twitter広告 | フォロー課金 |
上記からも分かるように、課金によって使用媒体が変わります。広告のアプローチする手段が多いのは、全ての課金方式が採用されているTwitter広告です。
今回はSNS広告で用いられる6種類の課金方式と費用相場を解説します。
①クリック課金
クリック課金は、SNS上に表示された広告をクリックするたびにされる課金です。費用相場は1クリック24〜200円。
②インプレッション課金
インプレッション課金は、SNS上に表示された広告が1,000回表示するたびにされる課金です。費用相場は、1,000回ごとに400〜650円。
③インストール課金
インストール課金は、SNS上に表示された広告からアプリをインストールするたびにされる課金です。費用相場は、1インストールで100〜250円。
④エンゲージメント課金
エンゲージメント課金は、SNS上に表示された広告にいいねやリツイートなどのエンゲージメントが発生するたびにされる課金です。費用相場は、1エンゲージメントで40〜100円。
⑤動画再生時間課金
動画再生時間課金は、SNS上に表示された動画広告が1回再生されるたびにされる課金です。費用相場は5〜20円。
⑥フォロー課金
フォロー課金は、SNS上に表示された広告を経由してアカウントのフォローが発生するたびにかかります。フォロー課金が使用できるSNS広告媒体はTwitter広告のみです。費用相場は、1フォロー40〜100円。
SNS広告の費用対効果を高める方法
SNS広告をむやみやたらと運用しても費用対効果は高まりません。SNS広告のそれぞれの機能を上手く使うと、費用対効果が高められます。
SNS広告の費用対効果を高める方法は色々あります。今回はその中でも以下の3点を詳しく解説します。
・SNS広告を出せばいいわけではない
・ターゲットを絞りすぎない
・SNS広告運用代行会社に依頼する
SNS広告を出せばいいわけではない
SNS広告を出せば費用対効果がよくなるわけではありません。ターゲティングや、利用するSNS広告媒体、課金方式をそれぞれ理解した上でSNS広告を出す必要があります。
ターゲットを絞りすぎない
リスティング広告のように購入検討層のみに絞ってしまうと、広告のボリュームが低下します。低下させないためにも、購入意欲の高い顕在層をターゲットにしつつ、徐々にターゲット層を広げていきます。
フリークエンシー設定をする
フリークエンシーとは、同一のユーザーに対して同じ広告が表示された回数です。広告の表示回数が多すぎても、少なすぎても広告の効果は下がってしまいます。
フリークエンシー設定をすることで、最適な広告の回数が表示できるので、広告費の無駄遣いを防げます。
SNS広告運用代行会社に依頼する
SNS広告運用代行会社に依頼すると、SNS広告の費用対効果は高められます。運用代行会社はSNS広告運用に関するスキルや経験、ノウハウが売りです。自分がSNSマーケティングを勉強するよりも、経験やノウハウがある運用代行会社に依頼した方がメリットになる場合もあります。
まとめ
SNS広告の費用は自分で決めることができます。今回は5つのSNS広告媒体、6種類の課金方法や費用について解説しました。SNS広告の種類や課金方式を理解し、ターゲットに合わせた広告運用をし費用対効果を高めることが必要です。