「マーケティングオートメーションツールの選び方がわからない」

「自社に合うマーケティングオートメーションツールはどれだろう」

このように悩み、マーケティングオートメーションツールを導入できていない担当者の方も多いでしょう。

そこで本記事では、マーケティングオートメーションツール10選や自社に合ったサービスの選び方を解説します。それぞれのツールの特徴を徹底比較して紹介しますので、参考にしてみてください。

おすすめのマーケティングオートメーションツールを理解して、自社の売上や業務効率化につなげましょう。

マーケティングオートメーションツールを選ぶ3つのポイント

マーケティングオートメーションツールを選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。

  • 費用対効果は高いか
  • 自社と近い職種や規模の企業が導入しているか
  • 充実したサポート体制があるか

1.費用対効果は高いか

マーケティングオートメーションツールを選ぶ際には、費用対効果が高いツールを選ぶと、コストを抑えながら効果的な施策を実行できます。

費用対効果を高めるには、以下のポイントに注意してください。

  • 機能の必要性を明確にする
  • 価格やサービスを比較する

自社のマーケティング施策に必要な機能を明確にし、不要な機能を省くことで、無駄なコストを削減できます。

導入する前に「新規顧客を増やしたいのか?」「リードナーチャリング(見込み客の購買意欲を高める活動)を積極的に行いたいのか」などの目的を考えて、機能の優先順位をつけましょう。

また、複数のツールを比較し、価格や機能、サポート体制なども含めて総合的に判断してください。ツール導入にかかるコストと、そのツールによって得られる効果も比較し、ROI(投資収益率)を見据えた判断も行いましょう。

2.自社と近い職種や規模の企業が導入しているか

自社と近い職種や規模の企業が導入しているのかを確認すると、ニーズに合ったマーケティングオートメーションツールを選べます。

同じ業種や規模の企業が導入しているツールは、顧客の属性や運用体制が近い場合が多く、導入後の運用もスムーズになるためです。

マーケティングオートメーションツールのWEBサイトには、成功事例が記載されている場合が多いため、自社に近い事業を展開している企業の活用方法を確認してみてください。

3.充実したサポート体制があるか

「導入後にもサポートしてもらえるのか」「問題が発生した際に即座に対応してくれるのか」などのサポート体制が充実しているかどうかも検討するべきポイントです。例えば、データの不整合やメール送信エラー、セキュリティの懸念など、さまざまな問題が発生する可能性があります。

その場合には、障害の原因調査やシステムの修正などを迅速に対応してもらえる企業に依頼した方が良いでしょう。

それだけでなく、データ分析やリードナーチャリングを行う際には、どのような方法が効果的なのかもサポートしてほしい場合があります。導入後も電話やチャットなどで、丁寧に教えてくれる企業かどうかを判断する必要があるでしょう。

充実したサポート体制があるかを判断するには、IT製品/ SaaSのレビューサイトである「ITreview」の口コミを確認してみてください。

参考:ITreview

【徹底比較】おすすめのマーケティングオートメーションツール10選

本項では、マーケティングオートメーションツール10選を紹介します。導入する効果を確認して、取り入れる際の参考にしてみてください。

1.Marketing Hub®

Marketing Hub®は、顧客とのつながりを重視したマーケティング活動を展開するためのソフトウェアです。

マーケティングに必要なツールや機能がすべて一つのプラットフォームに集約されており、部門間の連携やデータの統合がスムーズになります。

また、相手に応じた自動メッセージやチャット送信によって、WEBサイトの訪問者を効果的にサポートできます。これにより、手間をかけないリードナーチャリングが可能になるでしょう。

そのほかにも、WEBチャットやEメール、電話などの方法で、サポートチームへの問い合わせが可能です。

ブログ記事やオンラインコースなど、充実した学習コンテンツも無料で用意されているため、ツールやマーケティングについて学習しながら施策を実行できるでしょう。

料金・プラン 0円/月(無料ツール)
2,160円/月~
96,000円/月~
432,000円/月~
機能 Eメールマーケティング
リターゲティング広告
SNSの広告管理 など
運営会社 HubSpot Japan株式会社

2.SATORI

SATORIは、匿名の見込み顧客を発掘できるマーケティングオートメーションツールです。

サイト内のコンテンツに興味をもったユーザーの開拓ができるため、見込み顧客のリストが不足している場合には、有効な手段になります。

集客した見込み顧客には、プッシュ通知やメール配信などを行い育成します。自社の人員が足りなくても、SATORIが自動的に配信してくれるので便利なツールです。

このような優秀な機能から、約1年7か月で新規問い合わせ件数が年間約100件から350件超へ増加した企業もあります。

マーケティングの成果にこだわりたい企業は、SATORIの導入を検討してみてください。

料金・プラン 【初期費用】330,000円
【月額費用】162,800円
機能 ホットアラート通知
商談情報管理
プッシュ通知 など
運営会社 SATORI株式会社

3.Adobe Experience Cloud

Adobe Experience Cloudは生成型AIとリアルタイムのインサイトを活用したマーケティングオートメーションツールです。マーケティングの計画から実行、分析に至るまでのあらゆる側面をサポートしてくれます。

特に、優れた顧客体験の提供に重きを置いており、それぞれの地域の慣習や行動パターンに基づいたコンテンツ制作を行えます。パーソナライズされた体験を提供したい企業には、最適なサービスです。

さらに、大量のデータを分析して、多彩なペルソナを対象に、媒体をまたいだコンテンツ配信ができます。複数のコンテンツの制作・分析に時間がかかっていた企業でも、作業の効率化につながるでしょう。

Adobe Experience Cloudを利用して、顧客の支出額を10%増加させた企業もあるため、売上増加を狙いたい企業に推奨します。

料金・プラン 要相談
機能 顧客のデータ分析
A/Bテスト
AIによるコンテンツ制作 など
運営会社 Adobe Inc. 

4.Dr.Marketing®

Dr.Marketingは、大手企業へのアプローチに特化したマーケティングオートメーションツールです。

セミナーへの誘導用LP作成から集客用メール配信、見込み顧客のWEBアクセスのトラッキング、営業フォロー管理など、一貫して行えるのが特徴です。

見込み顧客の獲得・育成・成約まで補助してほしい企業に向いています。

ほかにも、テンプレートに訴求したい文言や画像を当てはめるだけでランディングページを作成できます。ランディングページに訪れた顧客の行動も可視化できるため、興味やニーズを把握し、最適なコミュニケーションを行えるでしょう。

料金・プラン 【初期費用】330,000円
【月額費用】165,000円
機能 ランディングページ制作
顧客リスト作成
WEBトラッキング など
運営会社 株式会社アイアンドディー

5.Kairos3

Kairos3は、マーケティング・営業活動を仕組み化するツールです。

スコアリング機能が優秀であり、見込み顧客のWEBアクセスやフォーム登録、メールの開封・クリック率などの行動を記録して、数値化できます。

それにより、高スコアの見込み顧客には積極的に営業フォローするといった優先度をつけることができ、売上アップにつながるでしょう。

さらに、ノウハウを学べる 事例共有セミナーも開催していることも嬉しいポイントです。近い職種の企業の活用事例を学べるため、自社が導入する際の参考になるでしょう。

料金・プラン 【初期費用】11,000円
【月額費用】16,500円~
機能 リード機能
セミナー管理
マーケティング分析 など
運営会社 カイロスマーケティング株式会社

6.List Finder

最短で商談につなげられるList Finderは、継続率98.7%を誇る顧客満足度の高いマーケティングオートメーションツールです。

無料で使えるフリープランがあるため、試験的に導入できるでしょう。

PDF閲覧解析機能もあり、PDFをアップロードするだけで、WEBコンテンツを仕上げてくれます。そして顧客の興味度合いの高いページを分析して、営業フォローにつなげられます。

専門のサポートチームが、初期設定・活用体制構築まで一緒に併走してくれるので、初めて導入する企業でも安心です。

マーケティングオートメーションツールに慣れていなくても、List Finderであればうまく活用できるでしょう。

料金・プラン 【初期費用】100,000円(スタンダードプラン)
【月額費用】39,800円~(フリープランあり)
機能 企業解析
名刺データ化
PDF閲覧解析 など
運営会社 株式会社Innovation X Solutions

7.カスタマーリングス

カスタマーリングスは、多種多様な顧客データを統合し、分析やセグメント、アクション、管理までノーコードで実行できるBtoCツールです。

顧客満足度の高さから、ITreview Best Software in Japan 2022に選出されています。

利用するメリットは、すべてのデータを連携できる点です。店舗やEC顧客のデータを統合でき、平均顧客単価や回数を導き出せるでしょう。施策立案に役立つ機能です。

また、LINE公式アカウントやYahoo!マーケティングソリューションなどのサービスとも連携できます。LINE公式アカウントで得られたデータをもとに施策立案して、自社のオウンドメディアに活かすといった方法が可能です。

精度の高いマーケティングを行いたい企業は、カスタマーリングスを利用してみてください。

料金・プラン 要相談
機能 データ統合
顧客基本分析
施策立案 など
運営会社 株式会社プラスアルファ・コンサルティング

参考:ITreview Best Software in Japan 2022

8.GENIEE MA

GENIEE MAは、直感的に使いやすいインターフェースで運用しやすいのが特徴です。カスタマー管理やフォーム作成、スコアリングなどを操作性高く利用できます。

ポイントは、広告施策のようなデジタルマーケティングと営業活動などの対面アプローチを一元管理できる点です。あらゆる顧客の行動を測定・分析し、収益最大化につながる活動を特定できます。

例えば、広告施策ではクリック数やコンバージョン数などの指標を確認したり、営業活動では見込み顧客の状況や進捗状況を把握したりできます。

そして、得られたデータからメール、WEBプッシュ通知、LINE、ポップアップ、SMS、アプリプッシュなど多様なアプローチが可能です。

マーケティング担当者の手間を削減しつつ、施策の効果を上げたい企業に最適です。

料金・プラン 月額10万円~(初期費用は別途お見積り)
機能 ホットリード分析
失注顧客の掘り起こし
コンバージョン分析 など
運営会社 株式会社ジーニー

9.Braze

Brazeは、印象的な顧客体験を提供できるカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。

すべての消費者や顧客をリアルタイムで把握し、直感的なカスタマージャーニー(購入に至るまでのプロセス)を構築できます。それにより、一人ひとりの状況に合わせたアプローチが可能になるでしょう。

マーケティング施策の精度の高さから、購買率が200%まで向上した企業もあります。

また、ほかのツールとの連携も可能であり、異なる部署に、Brazeから豊富なデータを継続的に送信できます。マーケティングと営業などの連携を促進させ、効率化させたい際に有効です。

料金・プラン 要相談
機能 顧客データの取り込み
リアルタイムでのデータ分析
データの共有 など
運営会社 Braze株式会社

10.KARTE WEB

KARTE WEBは、ユーザー行動を理解し成果につながるWEB接客を提供するマーケティングオートメーションツールです。

特徴は、ユーザーの行動を分析するだけでなく、改善のヒントを見つけられる点です。CTRやCVR前後のユーザー行動を見ることで改善点が見つかります。

そして、得られたデータから、商品のレコメンドができます。例えば、ユーザーの購買履歴や嗜好に応じて、パーソナライズされた商品やサービスをおすすめしたり、カートの商品と関連するものを提示したりできるでしょう。

さらに、複数のアイデアをABテストしてくれ、論理的なアプローチができます。ランディングページやメールの文章を変えて、高いコンバージョン率をもたらすかどうかを検証すると、さらなる効果改善につながるでしょう。

料金・プラン 要相談
機能 リアルタイム解析
ポップアップ
A/Bテスト など
運営会社 株式会社プレイド

まとめ

マーケティングオートメーションツールを選ぶ際には、費用対効果や自社に近い企業の導入事例、サポートの質なども確認してから導入しましょう。

また、マーケティングオートメーションツールには、顧客分析が得意なサービスやリードナーチャリングを強みとするツールなど、さまざまなものがあります。

自社の目的に合ったツールを見つけて、目標達成につなげてください。

この記事を書いた人
マーケコラム編集部
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