リスティング広告の出稿を検討するなかで「リスティング広告の費用の相場や見積もり方法がわからない」「リスティング広告のメリットやデメリットを知りたい」と思う人も多いと思います。
この記事では「リスティング広告の費用相場」「リスティング広告のメリット・デメリット」を詳しく解説します。
この記事を読むことでリスティング広告に対する悩みが解消して、広告出稿することができ、売上の向上に繋がるでしょう。
目次
そもそもリスティング広告とは?
リスティング広告とは「検索されたキーワードに連動して表示される広告」をいいます。
国内の主なリスティング広告は以下の2点です。
- グーグル広告
- ヤフー!プロモーション広告
リスティング広告は検索結果の上位に表示されるため、認知や集客を効果的に行うことができます。
ユーザーは特定のキーワードで検索している購買意欲の高い人なので、キーワード選定など運用を最適化すれば売上に繋がる再現性の高いのが特徴です。
広告運用しながら検証・改善していくことは必須ですが、手軽に始められて効果の高い広告と言えます。
リスティング広告の費用相場
リスティング広告の相場は20〜30万円ほどです。
ただし個人で出稿する場合は10万円以下に設定したり、大きなプロジェクトの場合は100万円以上に設定したりと、状況や目的によって費用は大きく異なります。
リスティング広告に発生する費用
- 広告費…グーグルやヤフーなど、広告を出稿する媒体に払う費用のことで、クリックされるたびに発生する。
- 運用手数料…広告主が広告代理店に支払う費用で、広告の運用費や人件費などが含まれる。目安は広告費の20%
リスティング広告の課金方式は「1クリックに対して⚪︎円」というクリック課金制で、広告が表示された広告がクリックされた時点で費用が発生します。
1クリックあたりの費用相場は、グーグルのキーワードプランナーというツールを使用して調べられるので、あなたの狙うキーワードの相場を事前にチェックしておきましょう。
広告費の予算を設定する際は、目標とする「コンバージョン率」「顧客獲得単価」「売上」などを目安に決定します。
また広告をクリックされても、肝心のLPの品質が低ければ成約には至らないので、リスティング広告の効果を最適化するには、出稿後の検証が重要です。
CPCとは
CPC(Cost Per Click)はクリック単価といい、広告が一回クリックされるごとに課金されていく費用のことです。
CPCは以下の式で求めます。
CPC =総広告掲載料 ÷ クリックされた回数
例えば20,000円の広告費をかけて、200回クリックされた場合、20,000円÷200クリックでCPCは100円です。
CPCが低いほど費用対効果の高い広告運用となります。
CPCの決まり方
リスティング広告のCPCは、キーワードの人気度によって変化する「オークション形式」で決定するため、人気キーワードの場合CPCが高騰します。
またキーワードが他社と重複すれば、「入札単価」「品質スコア」「広告表示オプション」からなる、広告ランクの高い広告が上位に表示されます。
ただ単に高いお金を払えば上位に表示される訳ではなく、広告の品質も同時に高めていかなければ、CPCの最適化は難しいということです。
CPCを最適化するために、キーワード選定やランディングページの最適化など日々の運用が大切になります。
リスティング広告のメリット
リスティング広告は最適に運用することで、大きなメリットがあります。
リスティング広告のメリットは以下のとおりです。
- 購買意欲の高いユーザーにアプローチできる
- 少額から出稿できる
- オーガニック検索で上位に表示される
ここでは多くの人が日頃から利用するグーグル検索や、ヤフーでの検索に連動するリスティング広告のメリットを解説します。
購買意欲の高いユーザーにアプローチできる
リスティング広告は、商品やサービスを購入してくれる可能性の高いユーザーにアプローチできるのが大きな魅力です。
特定のキーワードで検索する人は「サービスや商品を求めている」若しくは「特定の悩みを解決したい」というニーズを持っている購買意欲の高いユーザーです。
そのため出稿するランディングページの品質を上げることで、高い費用対効果が期待できます。
またキーワードを選定する際は販売する商品にマッチしているか、検証することも大切です。
例えば「英会話」だけでなく「英会話 初心者」のように絞り混むことで、英会話の初心者に向けた商品が売れやすくなります。
リスティング広告を最適に運用すれば、購買意欲のある層に情報を届けることができ、売上の向上が期待できます。
少額から出稿できる
リスティング広告は誰でも少額から始めることができます。
リスティング広告の課金方式はクリック課金制ですが、最低⚪︎万円のような決まりはありません。また出稿の停止もいつでも簡単に行えます。
キーワード選定や運用をきちんとすれば5万円〜の比較的少額でも結果を出せるのが、リスティング広告の特徴です。
自社の予算状況に合わせて柔軟な広告運用が可能なため、個人から大企業まで多く利用されている使い勝手の良い広告と言えます。
オーガニック検索で上位に表示される
リスティング広告は検索されると、必ず広告出稿していない普通のサイトより上位に表示されます。
多くのユーザーはキーワードで検索した際、検索結果の上位から閲覧していきます。
通常検索で上位を取ろうと思えば「キーワード選定」「サイトのリライト」「コンテンツの充実」「サイトの運用歴」など、多くの要素が関わってくるため難易度が高いです。
リスティング広告であれば、課金することで上位に表示されるため、確実にユーザーの目に止まることができます。
SEO対策をして上位表示されることに比べ、手軽かつ迅速に上位に表示されるのは大きなアドバンテージと言えます。
リスティング広告のデメリット
リスティング広告のデメリットとして以下の3つが挙げられます。
- 費用が発生する
- インターネットを利用しない層に届かない
- 毎日更新するのが大変
魅力的なリスティング広告ですが、出稿前にデメリットも知っておくと安心です。
費用が発生する
リスティング広告を出稿するとなれば最低でも5万円〜費用が発生します。
SEOで上位に表示させた場合は費用が発生しないため、リスティング広告ならではのデメリットと言えます。
またリスティング広告はクリック課金制なので、規模を拡大し、クリック数が増えるほど費用も高くなるんです。
キーワード選定を誤って、購買意欲の高い層に届かないキーワードに設定してしまうと、多額の予算流失に繋がります。
ただしSEOで上位に表示させる労力を考えると、リスティング広告で初めから多くのユーザーの目に触れることは大きなメリットと言えるでしょう。
インターネットを利用しない層に届かない
リスティング広告はインターネットを利用しない層には届きません。
スマホやネットが普及した現代でも、様々な事情でインターネットを利用していない方もいます。
リスティング広告はグーグルやヤフーでの検索が表示の条件になるため、インターネットを利用しない層には届かないと覚えておきましょう。
インターネットを利用しない層に情報を届けるためには、折り込みや街頭で配布するチラシ、パンフレットなど、オフラインならではの広告戦略が大切になります。
毎日更新していくのが大変
リスティング広告はただ出稿して終わりではありません。
むしろ出稿した後の「インサイトの確認」「キーワードの検証」「CPCやランディングページの最適化」など運用が大切になります。
また出稿した当初は効果があっても、競合の出現により、CPCが悪くなったというのもよくあることなので、競合のリサーチも欠かせない要素です。
常にPDCAを回すことが負担になるという方は、運用代行に任せるのが解決策となるでしょう。
まとめ
この記事ではリスティング広告の費用相場やメリット・デメリットについて解説しました。
リスティング広告は運用を最適化することで、高い費用対効果を発揮します。
こちらの記事が貴社の売上向上に貢献できれば幸いです。